6年6ヶ月台湾に駐在し、6月末に帰国予定となりました。あっという間の6年間でした。この間、二度の総統選、921大地震、昨年秋の水害、本年の水不足、更に昨年は、弊社裏の化学工場が爆発と様々な経験を致しました。
語学とりわけ、中国語は、伝達のツ−ルであり、伝達しようとする内容が、しっかりしていれば、多少発音が悪くとも漢字を書いたり、ジャスチヤ−で、ある程度は伝わりますが、正確ではないと思います。初級から中級の手前位になれば、十分通用するのではないかと思いますので、私の経験を話したいと思います。皆様の役に立てば良いと思います。
私は、中東・タイ・香港・台湾と駐在し、アラビア語・タイ語・中国語(北京語・広東語・台湾語)と種々の言語に接して来ましたが、やはり一番難しいと思ったのが中国語です。私の推測では、まず、言葉(漢字)が多い事、更に、
四声があり、正確に発音しないと全く伝わりません。その点、アラビア語は語彙が少なく助かりました。タイ語も五声ありますが、慣れると何とかなりましたが、悪戦苦闘したのが、中国語です。
香港では、北京語と広東語、台湾では更に、台湾語や客家語と「疑惑のデパ−ト」ならず、「漢字のデパ−ト」です。従い、頭が混乱するので、勉強するのは、「北京語」に絞りました。時々、面白い言葉の台湾語や客家語は覚えますが、それまでに、止めておきました。
まず、北京語の歌を覚える事で、漢字の読みが強くなりました。CDを買い一つ一つの読みを辞書で調べました(Withで、勉強している方は、先生に聞くと良いでしょう)。段々慣れて来ると、教科書通りに進めてもらうのではなく、私は30分はフリ−の会話、30分は教科書、また30分は会話と、できるだけ自分で言いたい事や、会社で使う会話や言葉を使い、実戦的にしました。
その例をご紹介いたしましょう。
★先日の先生との会話(以下下線は中文のつもり)
小生:今、台北では「水不足」ですよね。
先生:「水不足?」とは、中国語では言いません。「缺水」と言います。
小生:「缺水」なる程、皆で「節水」しないといけませんよね。
先生:「節水?」とは言いません。「省水」と言います。
小生:なる程。「省水」か。じゃ、省電、省金ともいいますね。「省銭」です。今時々、「断水」になって困りますね。
先生:はははははっ。「断水」という言葉はありますが、それは、水道料を支払わない為、止められる事です。今回の場合は、「停水」と言います。
以上のやりとりの様に、教科書でなく、自分で積極的にしゃべる事で、誤った使い方や、発音を直してもらえます。
皆様も、十分With語学センタ−を活用しては、いかがですか?
(時々、レストランやホテルの電話番号も、小竹さんに聞いて、困った時はWithを活用して、過ごした6年でした。) 謝謝。
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